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俳句

2026.09.08

枯蟷螂に朗々の眼あり 飯田龍太

蟷螂(カマキリ)の身体の色は生まれながらに決まっていて、二回目の脱皮の時に緑色か茶色かになり、その比率は5:5だそうです。どちらの色になるのかが、遺伝的に決まっているのか、環境に拠るのかは未だわかっていないと言われています。
 

俳句には「枯蟷螂(かれとうろう)」という季語があって、本意は「あたりが枯れゆくに従って保護色の枯葉色に変わってゆく。しだいに生気もなくなりやがて死に至る。この様態を蟷螂枯るという」ですが、生き物としては、そうではなくて、枯れ色の蟷螂が最初からいるようです。
 

枯蟷螂に朗々の眼あり 飯田龍太
 

檸檬の葉の上に蟷螂が乗っていました。身体の色は羽根が茶色、胴体が緑色に見えます。こういう個体もいるのか?もしかするとたいへんな発見かも。
 

こちらを「何だよ」と睨んでいるようです。眼は確かに〈朗々〉です。龍太は自らを蟷螂に重ねたのでしょうか。
 

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