立春です。また春が巡ってきました。人生を80年と考えると、残された時間はそんなに長くはないことに気づかされます。
父の直人がこの句を作ったのは64才。飯田蛇笏、龍太の俳句誌「雲母」の詩精神を引き継いで「白露」を創刊した平成5年のことです。「白露」は20年続きました。
松や杉や檜や樫などの常緑樹にはそれぞれの風姿があり色がある。それは自分自身そのものだとこの句は言っています。「雲母」の4000人の同人や会員を引き継いで、新しい俳誌「白露」を創刊した覚悟と意思が込められています。
この句は直人のどの句集にも載っていません。なぜだろう。聞いても直人は笑っているだけです。
俳人でもある母の町子は「白露」を父を懸命に支えました。91歳になる今もバリバリの現役。句会を指導し俳句界を牽引しています。

