山梨市駅前寿司割烹いづ屋。亡くなった母がこの店の前を通るたびに、「おじいちゃんが贔屓にしていたお店なのよ」と言っていました。おじいちゃんは、日川高校の体育教師で、剣道八段、薙刀十段、野球部の監督も務め、戦後すぐに日川高校を初めての甲子園に導いたそうです。
無口でシャイないづ屋の四代目は、銀座の寿司屋「久兵衛」て修行した確かな腕と繋がりがあり、四十代で油が乗っています。
今日いただいたお勧めの鰰(はたはな)は、鳥取県城崎直送で、カラリと焼いて旨みが凝縮されています。本鮪と鰆の刺身をいただき、寿司六貫は言わずもがなの美味さ。酒は笹一酒造の「旦」純米山廃仕込み。ここでしか飲めません。山梨ワインも充実の品揃えです。
母の四十九日はここですることにしました。これからもご贔屓にしたいと思います。
夏燕いつもどこかに誰かゐる
そう思えば、大切な人はいつも近くにいるものなのですね。

