
今年の「寒の入り」は1月5日。今は二十四節気の「大寒」1年で最も寒い時期です。「寒の明け」は「立春」で2月3日。「節分」は2月2日で豆まきをして「鬼やらい(鬼は外)」をします。
さて掲句は〈寒晴〉〈舞妓〉ですから、凍てつく京都の真っ青な空が思われます。作者は前からくる舞妓さんたちとすれ違ったのででしょうか。そのうちの一人の背が高かった。それを見て〈あはれ〉と感じたのです。見た情景を見たままに、〈あはれ〉と感じた自分の気持ちを込めて表現しています。
〈あはれ〉は「もののあはれ。「ああ」という感動。また「しみじみとした趣」「寂しさ、悲しみ」などの意味があります。
皆さんはこの「あはれ」に何を感じますか?
写真は、深川芭蕉庵より隅田川に掛かる新大橋です。