2024.12.12 掌(てのひら)の懐中時計十二月 廣瀬悦哉 親父の机の抽斗の奥の方に〈懐中時計〉を見つけた。開けてみると「第四十三回蛇笏賞」の文字。秒針は止まったまま。電池を交換してもらっても動かないので、祖父のころからお世話になっている母校日川高校前の藤原時計店にお願いしたら治りました。さすがの技術です。ありがとうございました。 「親父、大事に使わせてもらうよ」