「六本木ジャズナイト」
涼しさや曲の調べは誰のために
夏の海歌ふトワイライトのバー
有沙歌ふ蛍に身体しならせて
寒い六月ロンドン雲の被さりて
テナーサックス扉の外の星月夜
ここから先は任せてねつて蟬時雨
白いスニーカー真夏のピアニスト
サンバのリズムは夏耳に身体に
ブルーライト有沙歌ふ夏の果
秋立つやラストはスタンダードにて
土曜日の夜は、六本木のキーストンクラブで、ジャズシンガーでもある大切な友人、岸上有沙さんのコンサートでした。
サックスの横田寛之、ピアノの堀秀彰らのカルテットとのセッション。スウィングジャズを中心に、バラード、ブラジルのサンバ系の曲まで、バラエティーに富み楽しい時間でした。久しぶりの友だちにも会うことができました。
彼女は歌い始めて8年目。サステナビリティのアドバイザーとして多忙な中、こちらも着実な歩みを重ねていました。
10年前に、GPIFにESG投資をアドバイスする報告書作成の仕事を一緒にしていなければ、ジャズシンガーとしての今はなかったそうです。一生懸命にやっていると機会が巡って来て、その機会を活かすことが大切なんだと改めて思いました。
彼女が眩しく輝いていました。
(岸上さんの許可を得て掲載しています)