季語は「大暑」 夏
今日は二十四節気の「大暑」。
このころになるとこの俳句が必ず頭に浮かびます
村上鬼城は、明治、大正から昭和初期にかけて、飯田蛇笏等とともにホトトギスで活躍した俳人です。
「念力」とは「じっと心に思い込むことにより得られる力」のこと。それをゆるめたら死んでしまうぞ。とこの句は言っています。
最近の暑さを思うと確かにそうだよなあと思います。明治や大正のころは現代ほどの暑さではなかったにしろ、冷房がなかった時代です。「かな」の詠嘆に様々な思いがこめられています。
さあ、今日も気合いを入れんとなあ。死んじもうわ!
それにしても、鬼城が生きていたら、現代の暑さを何と表現するのでしょう。
お茶の水は蟬が鳴きしきっていました。