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俳句

2026.05.05

うららかやたましひ風になるといふ 廣瀬町子

母、町子が亡くなりました。五月二日の早暁のことでした。前日、私と話し、手を握り、お別れをして、眠ったまま安らかに旅立ちました。91歳の大往生でした。
 

うららかやたましひ風になるといふ 町子
 

母の第四句集『橡の花』にある句です。親しい人の死に遭った時の思いを表現しています。井上康明「郭公」主宰は「すべての悲しみと喜びを裡に秘め、詩神に身を委ねた自恃の立ち姿は凛として美しい」と町子の句を評しています。
 

〈凛として美しい〉は、町子その人を表わしています。夫の直人を支え、自らも俳人として立ち、地域にも貢献した母の生き方に敬意を表したいと思います。
 

自らの句の通り、母の〈たましひ〉は風となって空から私たちを見守ってくれることでしょう。今ごろは、蛇笏先生、龍太先生、直人たちに迎えられ句会を楽しんでいることと思います。

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