
先週末の7/12-13、サステナブルファイナンス関わる専門分野の皆さん、通称「蛇笏会議」のメンバーと、俳人飯田蛇笏、龍太が生涯を過ごした〈山廬〉を訪ね、サステナブルな未来や社会のために何をする必要があるか議論し、句会を行いました。山廬後山(さんろござん)の里山は自然資本、生物多様性の世界です。
瑠璃星かみきり触覚まで瑠璃色 廣瀬悦哉
栗の木の葉っぱに止まる瑠璃星かみきり虫を見たまま感じたままに描写しました。こうした本物の自然に出会わないとできない俳句です。玉虫もたくさん飛んでいました。山廬当主の飯田秀實さんによると、人間が適度に整備した里山の雑木林には、こうした虫がたちが増えるそうです。俳人も、それぞれの分野の専門の方も、特にリーダーは、どうぞ本物の自然に出会いにいらしてください。これこそがリベラルアーツ。何が大事かがきっと見えてきます。
まみどりの竹を渡して桃冷やす 廣瀬悦哉
後山から帰って来ると、冷たい井戸水に取れたばかりの桃が冷やしてありました。まみどりの竹は後山竹林の今年竹です。