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2024.11.21

公園通り坂道の時雨れて来たる 廣瀬悦哉

昨日は何年か振りに渋谷の公園通りを歩きました。坂道の上の方から時雨れて来ました。「時雨」は初冬の季語。晴れていたかと思うと降りまた晴れて曇って、昨日はそんな天気でした。
 

目の前の風景を在りのままに描いた写生句です。様々な感慨を抑えて目の前の風景に託しました。公園通りを歩く一人一人の物語があります。俳句は読者の想像に委ねる文学です。
 

「時雨という季語は京都で生まれ、京都の初冬の美意識として完成したということができる」(角川俳句大歳時記〈冬〉 櫂未知子解説より)
 

冬が駆け足でやってきました。

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