2024.05.11 俳人の母 廣瀬町子のインタビューが山梨日日新聞に掲載されました 飯田蛇笏、龍太から、直接教えを受けた最後の俳人と言って良いと思います。 「伝統俳句俳句の強さは誇っていいもの」「目の前の景をしっかり見て、省略し、思い切って飛躍しなさい」「師系のつながり」「俳句の力、継続の力」 ひとつひとつの母の言葉に身が引き締まり、背筋が正されます。そして、あらためて、俳句の詩性、文学性に気づかされました。 わけても、私の好きな句です。 詩を書くといふささやきも月下にて 会ひにゆく小径滴るばかりなり 橡の花見上げるもう居ない人 母らしい、情感あふれる抒情的な俳句です。